HER2陽性進行非小細胞肺がんの特徴を解明

日本国内でステージIIIB/IVまたは再発の非小細胞肺がん患者1126例を対象に、HER2陽性腫瘍の頻度、特徴および転帰を前向きコホート研究で検討した（HER2-CS試験）。 免疫組織化学（IHC）法、蛍光in situハイブリダイゼーション（FISH）法、直接シーケンス法を用いて解析した結果、IHC3＋34例、IHC2＋/FISH＋34例、HER2変異21例が検出された。HER2変異は女性に多く、IHC3＋とIHC2＋/FISH＋はいずれも男性および喫煙者に多く認められた。HER2異常腫瘍を有する患者は、上皮成長因子受容体陽性および未分化リンパ腫キナーゼ陽性腫瘍に比べて有意に予後不良だった。...