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周産期の母親の抑うつ症状が児の脳の発達に悪影響

2019年5月24日  専門誌ピックアップ

オランダの出生コホートで母親の抑うつ症状データおよび出生児の10歳時神経画像検査データが取得できた母児3469組を対象に、母親の抑うつ症状と出生児の脳の発達の関連を集団ベースの画像研究で検討した。 児が生後2カ月時点での母親の抑うつ症状は、総灰白質量の減少および全体的な異方性比率(FA)の低下と関連していたが、胎児期または小児期の時点の母親の抑うつ症状とは関連していなかった。周産期に母親の高レベルの抑うつ症状に曝露され続けた児は、非曝露の児に比べて、灰白質量および白質量が少なく、FAの低下も見られた。...