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副鼻腔がん術後転帰、フレイルの有無で予測可能か

2019年5月27日  The Laryngoscope

副鼻腔がん手術を施行した患者5346例を対象に、術前のフレイルと術後転帰の関連を後ろ向きコホート研究で検討。術前のフレイル率は7.4%だった。 その結果、術前のフレイルが集中治療室レベルの合併症(オッズ比4.83、95%CI 2.95-7.93、P<0.001)および自宅以外への退院(同3.07、1.68-5.60、P<0.001)の有意な独立予測因子だった。フレイルではない患者に比べフレイル患者の入院期間は3倍、入院費は2倍超だった(いずれもP<0.001)。フレイルは併存疾患指数、年齢および手術複雑性マーカーに比べ、重篤な合併症、自宅以外への退院、入院期間および入院費の予測精度が高かった。...