開放隅角緑内障/高眼圧症への1次治療SLTで眼圧低下

未治療の開放隅角緑内障（OAG）患者および高眼圧症（OHT）患者計717例（1233眼）を対象に、選択的レーザー線維柱帯形成術（SLT）の有効性、成功予測因子および安全性を多施設共同前向き無作為化比較試験の事後解析で検討（LiGHT試験）。611眼にSLT治療、622眼に点眼薬を用いた標準治療を実施した。 その結果、治療開始2カ月時の早期絶対眼圧低下は、SLT治療群と標準治療群、OAG眼とOHT眼で差がなかった。36カ月時、解析対象となった536眼のうち74.6％が点眼薬なしでの疾患コントロールを達成し（SLT 1回施行後の達成が58.2％）、総レーザー出力および2カ月時の眼圧がその予測因子だった。...