胆石への胆嚢摘出術制限、通常ケアに非劣性示せず

腹部痛を伴う胆石またはスラッジ患者1067例を対象に、疼痛に関する基準全5項目を満たす患者に限り胆嚢摘出術を勧める手術制限方針と通常ケア（外科医の判断で手術を実施）を無作為化並行群間非劣性試験で比較した（SECURE試験）。 その結果、12カ月時の無痛患者率は手術制限方針群56％、通常ケア群60％で、非劣性マージン5％のため手術制限方針の非劣性は示されなかった（差3.6％、片側95％CI下限値－8.6％、非劣性P＝0.316）。手術制限方針群は通常ケア群に比べて、胆嚢摘出術施行率が有意に低かった（68％ vs. 75％、P＝0.01）。 ...