便潜血検査前アスピリン、がん検出感度有意に改善せず

大腸内視鏡検査予定患者2134例を対象に、便検体採取2日前のアスピリン単回投与が免疫学的便潜血検査の進行大腸がん検出感度にもたらす効果を無作為化プラセボ対照試験で検証した。 その結果、進行腫瘍（大腸がんまたは進行腺腫）検出率は10.5％だった。便1g当たり10.2μgHbのカットオフ値での進行腫瘍検出感度はアスピリン群40.2％、プラセボ群30.4％（差9.8％、95％CI －3.1-22.2％、P＝0.14）、17μg Hbでは28.6％、22.5％だった（同6.0％、－5.7-17.5％、P＝0.32）。...