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悪性黒色腫のMC1R変異、女性では生存改善と関連

2019年5月29日  British Journal of Dermatology

悪性黒色腫患者1341例を対象に、MC1R変異の有無と生存転帰の関連を後ろ向きコホート研究で検証した。 その結果、男性患者群では女性患者群よりも全生存率が低く(P<0.001)、対象コホートではMC1R変異の存在は生存率改善との関連が見られなかった。多変量解析では、女性患者サブグループでMC1R変異の存在が全生存率改善との関連を認めたたが(ハザード比0.57、95%CI 0.38-0.85、P=0.006)、男性サブグループでは関連は見られなかった(同1.26、0.89-1.79、P=0.185、相互作用のP=0.004)。悪性黒色腫生存率でも同等の有意性が示された。...