心停止中の経鼻蒸発冷却、通常ケアと有意差示せず
2019年5月30日
Journal of the American Medical Association
欧州7カ国で目撃者があった院外心停止患者671例を対象に、病院到着前の経鼻蒸発冷却法による神経学的転帰改善効果を無作為化臨床試験で検討した(PRINCESS試験)。 その結果、90日時の脳機能分類(CPC)1-2達成率は冷却群16.6%、通常ケア群13.5%で(差3.1%、95%CI -2.3%-8.5%、相対リスク1.23、0.86-1、P=0.25)、90日時生存率は17.8%、15.6%だった(同2.2%、-3.4-7.9%、1.14、0.81-1.57、P=0.44)。軽度鼻血が最も頻度の高い装置関連有害事象で、冷却群の13%に見られた。7日以内の有害事象発生率は両群同等だった。...
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