1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. COPDへのLAMA、心血管リスクはプラセボに非劣性

COPDへのLAMA、心血管リスクはプラセボに非劣性

2019年5月31日  Journal of the American Medical Association

主要心血管イベント(MACE)高リスクの慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者2537例を対象としたアクリジニウムの効果をプラセボと比較検討した(ASCENT-COPD無作為化臨床試験)。 最長3年間の追跡調査の結果、MACEを来したのはアクリジニウム群3.9%、プラセボ群4.2%であった(ハザード比 0.89)。中等度ないし重度の年間増悪率(アクリジニウム0.44、プラセボ0.57、率比0.78、P<0.001)、入院を要する増悪率(アクリジニウム0.07、プラセボ0.10、率比0.65、P=0.006)は、プラセボと比較して、アクリジニウムが有意に低下した。アクリジニウムは3年間にわたるMACEリスクがプラセボに対して非劣性であり、中等度ないし重度のCOPD増悪率で検討した有効性は優越性を示した。...