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股関節骨折高齢者で「肥満パラドックス」

2019年6月4日  The Journal of Bone & Joint Surgery

65歳以上の股関節骨折患者1万7756例を対象に、BMIと骨折後の生存率および骨折後に自宅での生活に復帰する確率との関連を前向きコホート研究で調査。併存症、死亡日、自己申告データを多変量回帰モデルで比較した。 その結果、米国麻酔学会(ASA)スコアで示した併存症の状態が全BMI群間でほぼ同じだったが、1年生存率は肥満患者で最も高く、BMI 22kg/m2未満の患者で最も低かった。自宅での生活に戻る確率は、標準体重、過体重および肥満の患者と比較してBMI 22kg/m2未満群が明らかに低かった。...