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腎虚血後の長期転帰、臨床マーカーの関連見られず

2019年6月5日  Journal of the American Society of Nephrology

ヒトを対象に腎部分切除術中に発生した片側性腎虚血後の腎障害を検討した試験にマッチさせた片側性急性腎障害(AKI)マウスモデルを開発し、リバーストランスレーショナル研究で虚血後の腎転帰を検討した。 その結果、短期転帰はヒトを対象とした試験結果と相関を示した。尿および血清の腎障害バイオマーカーが約24時間で最大値に達した後に正常化し、組織学的転帰も良好だった。14日および28日時の機能的および組織学的評価では、虚血時間が長くなるほど罹患腎臓で線維症マーカーが増加し、糸球体濾過量が低下したが、尿および血清バイオマーカーは良好なままだった。...