黒色腫の予後予測因子、臨床的有用性確認

American Joint Committee on Cancer（AJCC）ステージI皮膚悪性黒色腫患者455例を対象に、AMBRA1およびロリクリン（AMLo）表皮発現の予後予測バイオマーカーとしての臨床的有用性を検証した。 探索コホート（76例）では、AMBRA1の発現低下が7年無病生存率（DFS）81.5％と、発現維持が生存率100％と関連していた（P＜0.081）。検証コホート（379例）では、DFSはAMLo低リスク群98.3％、高リスク群85.45％だった（P＜0.001）。AJCCステージIB患者のサブコホート解析では、AMLo（ハザード比4.04、95％CI 1.69-9.66、P＝0.002）はBreslow depth（同2.97、0.93-9.56、P＝0.068）より強いDFS予測因子だった。...