高血圧患者のAF発症リスク、女性で顕著
2019年6月5日 専門誌ピックアップ
集団ベースの血圧推移調査Tromsø試験（1986-87年、1994-95年および2001年に実施）で2回以上の測定に参加した男女1万6046例を対象に、長期間にわたる血圧推移と心房細動（AF）新規発症リスクの関連を男女別に検討した。 その結果、女性では、収縮期血圧の推移が上昇したグループのAFリスクが低値を持続した場合と比べて約2倍だった。男性では、経時的に血圧上昇が続いた場合のAFリスクは正常血圧を維持した場合に比べて50％増加した。正常血圧維持群と比較した場合、調査期間中に高血圧を来たした女性、調査期間を通して高血圧だった男性および女性のAFリスクがそれぞれ1.40、1.36、2.75倍上昇した。...