再発型MSへの経口BTK阻害薬evobrutinibで病変抑制

再発性多発性硬化症患者267例を対象に、選択的経口BTK阻害薬evobrutinibの有効性を無作為化第II相試験で検討。12-24週時のT1強調MRI画像のガドリニウム増強病変総数を主要評価項目に規定した。 その結果、主要評価項目はプラセボ群3.85±5.44、evobrutinib 25mg 1日1回群4.06±8.02、75mg 1日1回群1.69±4.69、75mg 1日2回群1.15±3.70、フマル酸ジメチル（DMF）群4.78±22.5で、プラセボ群に対する経時的病変総数のベースライン調整後の発生率比は25mg群1.45、75mg 1日1回群0.30、1日2回群0.44だった（P＝0.32、0.005、0.06）。evobrutinib群でAST値の上昇が見られた。...