膀胱がんの病期分類進行、ゲノムサブタイプで差
2019年6月7日
European Urology
根治的膀胱切除術(RC)を施行した臨床病期T1-T2尿路上皮がん患者206例からの術前検体を用いて、ゲノムサブタイプ分類とRC時の病理学的病期分類進行の関連を検討した。 その結果、病期分類進行発生率はT1群23%、T2群57%だった。非限局性がんへの病期分類進行率発生はluminal型群34%、非luminal型群51%で(P=0.02)、T分類の病期分類進行発生率には差が見られたが、リンパ節転移陽性率に差はなかった。luminal型群でT3以上への病期分類進行発生率が低く(マンテル-ヘンツェルのP=0.002)、多変量ロジステッィク回帰解析では非luminal群でRC時T3以上への病期分類進行率が高かった(P<0.001)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。