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腰痛発生時の腹筋の変形を測定

2019年6月11日  専門誌ピックアップ

腰痛と筋肉活動の変化との関連を検討すべく、健常な被験者42例を対象に、腰椎の両側から電気刺激を与えて腰痛を誘発し、腹筋の変形を観察。腹壁筋の組織変形指数(TDI)を測定する新たな超音波画像技術を使用した。 その結果、痛みのない状態と比べ、痛みがあると筋肉が徐々に変形したが、外腹斜筋のみが変形速度の有意な減少を示した(P≦0.00001)。外腹斜筋のTDIは、1ミリ秒当たり0.065%から0.053%まで減少した。さらに、内側から外側の筋肉層に向かって特徴的な筋肉間TDI勾配が観察され、腹横筋が最低TDIを外腹斜筋が最高TDIを示した。...