ポリオワクチン分割接種、全量接種に非劣性

バングラデシュで健常乳児1076人を対象に、定期予防接種および流行時対策での不活化ポリオワクチンの全量（IPV）および分割（fIPV）接種の免疫原性を無作為化比較試験で検討した。 その結果、6週および12週齢時分割接種群のポリオウイルス1型、2型、3型に対する22週齢時ワクチン反応が14週齢時全量接種群よりも有意に高かった（P＜0.0001）。26週齢時のワクチン反応で、14週齢時全量接種児の分割追加接種群は全量追加接種群に対する非劣性を示した。129件の有害事象のうち21件が重篤だったが、いずれも全量摂取または分割摂取に起因するものではなかった。...