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睡眠時無呼吸の上気道刺激療法、睡眠構造を改善

2019年6月17日  The Laryngoscope

上気道刺激装置の植込みが成功した閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)患者35例を対象に、上気道刺激療法前後の睡眠構造の変化を後ろ向きカルテレビューで検討した。 その結果、刺激装置植込み術前と術後で、睡眠段階N1の割合が16.7%±2.1%から10.1%±1.6%へ低下し(P=0.023)、睡眠段階N2の時間が148.0±12.4分から185.5±10.4分へ(P=0.030)、睡眠段階N3の時間が21.9±5.0分から57.0±11.1分へと長くなった(P=0.013)。レム睡眠に有意な変化は見られなかった。覚醒指数は38.8±4.0から30.3±4.0へ低下した(P=0.050)。...