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緑内障のOCTA、血管密度の関連因子評価に有用

2019年6月17日  専門誌ピックアップ

治療後の原発開放隅角緑内障患者34例と健常対照20例を対象に、鼻側および耳側象限の角膜縁の前眼部光干渉断層血管撮影(OCTA)画像を用いて血管密度に影響を及ぼす因子を前向き横断研究で検証した。 その結果、緑内障眼と健常眼の血管密度に有意差はなかった。緑内障眼では、プロスタグランジン類似体使用(P=0.007)および鼻側領域(P=0.016)が高い表層血管密度と有意に関連する因子であった。健常眼では加齢に伴い深層部血管密度が有意に低下し(P=0.029)、緑内障眼では眼圧が高いほど深層部血管密度が有意に高かった(P=0.021)。...