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全身性強皮症によるILDへのニンテダニブ、FVC低下抑制

2019年6月19日  New England Journal of Medicine

間質性肺疾患を伴う全身性強皮症(SSc-ILD)患者576例を対象に、ニンテダニブの効果および安全性を無作為化プラセボ対照試験で検討した(SENSCIS試験)。 その結果、52週時の調整後年間強制肺活量(FVC)変化量はニンテダニブ群-52.4mL、プラセボ群-93.3mLだった(差41.0mL、95%CI 2.9-79.0、P=0.04)。52週時の修正RodnanスキンスコアおよびSt. George呼吸器質問票(SGRQ)総スコアのベースラインからの変化量に有意差は見られなかった。最も発生率が高かった有害事象は下痢で、ニンテダニブ群の75.7%、プラセボ群の31.6%に発生した。 ...