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軽症持続型喘息へのICSとLAMA、プラセボと差なし

2019年6月19日  New England Journal of Medicine

軽症持続型喘息患者295例を対象に、好酸球低値(喀痰中好酸球比率2%未満)患者のモメタゾンまたはチオトロピウムへの反応性を二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験で検討(SIENA試験)。治療失敗、喘息コントロール日数、1秒量に基づき反応性を判定し、両側P値0.025未満を統計学的に有意とした。 その結果、患者の73%が好酸球低値で、そのうち59%が試験薬に反応差を示した。モメタゾンまたはチオトロピウムをプラセボと比較すると、治療反応性に有意差はなかった(モメタゾン57% vs. プラセボ43%、P=0.14、チオトロピウム60% vs. プラセボ40%、P=0.029)。 ...