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ACL再建術遅延で半月板修復と軟骨損傷度に悪影響

2019年6月24日  専門誌ピックアップ

単一施設で初回前十字靭帯(ACL)再建術を施行した患者609例を対象に、ACL損傷から再建術までの時間遅延と内側コンパートメントの軟骨損傷および治療を要する半月板損傷の関連を多変量回帰分析で検討した。 その結果、損傷から手術までの中央値は46日だった。8週を超える手術の遅延によって、半月板の部分切除を要する内側半月板断裂の尤度が増加し(調整オッズ比2.30、P=0.04)、修復を要する半月板断裂の尤度が減少した(同0.50、P=0.001)。5カ月以上の遅延によって、内側コンパートメントの軟骨損傷のOuterbridge分類が3以上(同3.11、P=0.001)または4(同3.84、P=0.001)の尤度が増加した。...