HPV陽性中咽頭扁平上皮がんの予後に節外浸潤が関連
2019年6月24日
The Laryngoscope
HPV陽性中咽頭扁平上皮がんのリンパ節外浸潤(ENE)の予後的意義を後ろ向きコホートで包括的に検討した。 その結果、5年生存率はENE陰性例で92.6%と高く、ENE陽性例で84.0%と低かった。交絡変数で調整後、ENE陽性がENE陰性の約2倍の死亡ハザード比と関連を認めた(ハザード比1.90、95%CI 1.35-2.67)。リンパ節分類1(N1)とENE陽性がN1とENE陰性に比べ、死亡リスク上昇との関連が見られた(同1.88、1.26-2.80)。N1/ENE陰性例と比べ、N2/ENE陽性例の生存転帰が不良だった(同2.93、1.94-4.43)。...
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