1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 3D画像で外科解剖学の理解が向上

3D画像で外科解剖学の理解が向上

2019年6月26日  専門誌ピックアップ

CT画像を3Dに変換する新技術シネマティックレンダリング(CR)による外科解剖学の理解力向上効果を無作為化2群交差試験で検討。患者40例の画像をCT画像、CR画像の順に評価する群(CR-CT群)、CT画像、CR画像の順に評価する群(CT-CR群)に無作為に割り付け、外科研修医と指導医の計18人が評価。正答を主要評価項目、正答までの時間を副次評価項目とした。 その結果、正答率の平均期間差はCR-CT群8.5%、CT-CR群-13.1%、解答に要した時間の平均期間差はCR-CT群-18.3秒、CT-CR群52.4秒だった(いずれもP<0.001)。外科医の経験値に関係なく、CR画像によって外科解剖学の解釈の精度およびスピードが向上した。 ...