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多発性骨髄腫へのダラツムマブ上乗せで奏効率改善

2019年6月28日  Lancet

新規診断の多発性骨髄腫(MM)患者1085例を対象に、自家幹細胞移植前後のボルテゾミブ、サリドマイド、デキサメタゾン(VTd)による標準治療へのダラツムマブ上乗せの有効性を2パート無作為化非盲検第III相試験で検討した(CASSIOPEIA試験)。 移植後100日時点で、VTd+ダラツムマブ(D-VTd)群の29%、VTd群の20%で厳密な完全奏効を達成した(オッズ比1.60、95%CI 1.21-2.12、P=0.0010)。無増悪期間中央値は両群未到達だった(ハザード比0.47、95%CI 0.33-0.67、P<0.0001)。最も一般的なグレード3または4の有害事象は、好中球減少症、リンパ球減少症、口内炎だった。 ...