併存疾患ありCLLへのvenetoclax併用でPFS改善

併存疾患を伴う未治療慢性リンパ性白血病（CLL）患者432例を対象に、オビヌツズマブ＋BCL2阻害薬venetoclax併用療法の効果を第III相非盲検試験で検討した。 中央値28.1カ月の追跡の結果、増悪または死亡発生件数はオビヌツズマブ＋venetoclax群30件、対照のオビヌツズマブ＋抗腫瘍薬chlorambucil群77件だった（ハザード比0.35、95％CI 0.23-0.53、P＜0.001）。24カ月無増悪生存率のカプラン・マイヤー推定値はvenetoclax群（88.2％）でchlorambucil群（64.1％）に比べ有意に高かった。グレード3-4の好中球減少症および感染症の発生率、全死亡率に有意差は見られなかった。 ...