男性ヘルニア修復術のTEP法、性機能とQOLを良好に改善

片側鼠径ヘルニア修復術施行の男性患者176例を対象に、腹膜外到達法（TEP）とリヒテンシュタイン法（LH）の性機能および生活の質への影響を比較。性機能は国際勃起機能スコア（IIEF）、生活の質はSF-36（Short-Form 36-Item Health Survey）を用いて評価した。 その結果、術後30日時のSF-36「活力」および「社会生活機能」平均スコアはTEP群の方が高く、7-30日のSF-36「体の痛み」、「全体的健康感」、「日常役割機能（身体および感情）」、7日の「心の健康」、30-90日の「身体機能」平均スコアもTEP群で統計的に増加した。30日時のIIEF「勃起機能」、7-30日時の「オーガスム機能」、「性欲」、「性交満足感」などのスコアもTEP群で増加した。 ...