治療抵抗性うつ病、esketamine継続治療で再発抑制

治療抵抗性うつ病治療薬esketamine鼻腔内投与と経口抗うつ薬併用による16週間の治療で寛解または奏効が得られたうつ病患者297例を対象に、esketamineの症状再発抑制効果を検討。esketamine継続群およびプラセボ切り替え群に無作為に割り付けた。 その結果、寛解例（176例）での再発率はesketamine群26.7％、プラセボ群45.3％［ログランク検定P＝0.003、治療必要数（NNT）6］、奏効例（121例）では25.8％、57.6％（同P＜0.001、NNT 4）だった。esketamine群では一過性の味覚障害、回転性めまい、解離、傾眠、浮動性めまいの発生率が高かった（発生率20.4-27.0％ vs. プラセボ群7％未満）。 ...