前立腺がんの抗アンドロゲン剤抵抗性に遺伝子変異が関連
2019年7月2日
European Urology
転移性去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)男性患者137例を対象に、Wnt経路の活性化変異が新規抗アンドロゲン剤(アビラテロンまたはエンザルタミド)による1次治療の効果に及ぼす影響を後ろ向きに評価した。 前立腺特異抗原(PSA)非再燃期間中央値は、Wnt経路の活性化変異を有する患者の方が野生型Wntの患者よりも短く(6.5 vs. 9.6カ月、ハザード比2.34、P=0.003)、全生存期間も短かった(23.6 vs. 27.7カ月、同2.28、P=0.01)。PSA反応率は、Wnt経路活性化変異患者の方が低かった(53% vs. 75%、P=0.12)。 ...
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