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糖尿病高リスク者へのビタミンDで発症リスク低下せず

2019年7月2日  New England Journal of Medicine

2型糖尿病高リスク者2423例を対象に、ビタミンD補給(ビタミンD3 4000 IU/日)による糖尿病リスク低下作用を事象観察型試験で検討。ベースラインの血清25-ヒドロキシビタミンD濃度は不問とした。 追跡期間中央値2.5年後、主要転帰に規定した糖尿病発症はビタミンD補給群293件、プラセボ群323件だった(100人年当たり9.39、10.66)。プラセボ群と比べ、ビタミンD群の糖尿病発症ハザード比は0.88(95%CI 0.75-1.04、P=0.12)で、ビタミンDによって糖尿病リスクが有意に低下することはなかった。有害事象の発現率は両群で有意な差がなかった。 ...