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乳がん予後予測に遺伝子情報+臨床リスク層別化が有用

2019年7月3日  New England Journal of Medicine

乳がん女性患者9427例を対象に、21遺伝子アッセイに基づく再発スコアに腫瘍径と組織学的悪性度に基づく臨床的再発リスクを併用することによって有用な予後情報が得られるかを前向き試験で検討した。 その結果、臨床的リスクは、中間再発スコアの内分泌療法単独群(低リスクに対する高リスクの遠隔再発ハザード比2.73、95%CI 1.93-3.87)、化学内分泌療法群(同2.41、1.66-3.48)、高再発スコアの化学内分泌療法群(同3.17、1.94-5.19)の遠隔再発を予測した。50歳以下では、中間再発スコアで内分泌療法単独の9年遠隔再発率は、臨床的に低リスク4.7±1.0%、高リスク12.3±2.4%と推定された。 ...