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2型DMへのデュラグルチドで心血管・腎の有害転帰減

2019年7月4日  Lancet

24カ国の371医療施設で心血管疾患既往歴または心血管危険因子を有する2型糖尿病患者9901例を対象に、現行の血糖降下薬レジメンへのデュラグルチド上乗せによる主要有害心血管イベントおよび腎有害転帰の改善効果を無作為化プラセボ対照試験で検討した(REWIND試験)。 intention-to-treat解析の結果、追跡期間中央値5.4年(5万1820人年)での主要複合評価項目(初発の非致死性心筋梗塞、非致死性脳卒中または原因不明の死亡も含む心血管死)の100人年当たり発生率はデュラグルチド群2.4、プラセボ群2.7だった(ハザード比0.88、95%CI 0.79-0.99、P=0.026)。試験結果の探索的解析では、複合腎評価項目(初発の尿中アルブミン/クレアチニン比33.9mg/mmol超、推定糸球体濾過量のベースラインからの30%以上低下または腎代替療法)の100人年当たり発生率はデュラグルチド群3.5、プラセボ群4.1だった(同0.85、0.77-0.93、P=0.0004)。 ...