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早期乳がんのトラスツズマブ6カ月投与、非劣性確認できず

2019年7月8日  Lancet

フランスの156医療施設で、標準化学療法による術前または術後補助療法施行中または施行後のHER2陽性早期乳がん患者3380例を対象に、術後補助療法としてのトラスツズマブ6カ月投与の12カ月投与に対する非劣性を第III相無作為化試験で検討した(PHARE試験)。 その結果、追跡期間中央値7.5年での無病生存期間に関連するイベントの発生率は12カ月投与群20.4%、6カ月群21.2%だった。6カ月群に対する12カ月群の調整後無病生存ハザード比は1.08(95%CI 0.93-1.25、P=0.39)となり、95%信頼区間上限値があらかじめ定めた非劣性マージン1.15を下回らなかったため、6カ月群の非劣性は示されなかった。 ...