緊急開腹手術を受けた高齢者の5人に1人がフレイル
2019年7月8日
Annals of Surgery
緊急開腹手術を受けた高齢患者937例を対象に、フレイルの有病率および術後転帰との関連を観察研究で検討した(ELF試験)。主要評価項目は、7段階評価(1:非常に壮健-7:重度のフレイル)による臨床フレイル尺度(Clinical Frailty Score:CFS)5-7を示す患者の割合と術後90日死亡の関連とした。 その結果、フレイルの有病率は20%、90日死亡率は19.5%だった。年齢と性別で調整後の90日死亡のリスクがフレイルと直接的な関連を認めた。CFSスコア1と比較した調整オッズ比はCFSスコア5で3.18(95%CI 1.24-8.14)、CFSスコア6-7で6.10(同2.26-16.45)だった。 ...
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