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1型糖尿病高リスク者のteplizumab、発症を遅らせる効果

2019年7月10日  New England Journal of Medicine

1型糖尿病の発症リスクが高く、血縁者に1型糖尿病患者がいる患者76例(55例は18歳以下)を対象に、Fc受容体非結合性抗CD3モノクローナル抗体teplizumabの糖尿病への進行抑制効果を第II相無作為化プラセボ対照二重盲検試験で検討した。 その結果、1型糖尿病発症診断までの期間中央値はteplizumab群48.4カ月、プラセボ群24.4カ月で、19例(43%)、23例(72%)が1型糖尿病の診断を受けた。プラセボ群に対する1型糖尿病発症のハザード比は0.41(95%CI 0.22-0.78、P=0.006)だった。糖尿病の年間発症率はそれぞれ14.9%、35.9%だった。 ...