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80歳代の消化器救急疾患、米国より英国の手術率低い

2019年7月12日  Annals of Surgery

80歳代の5つの消化器救急疾患(虫垂炎、嵌頓/絞扼性腹部ヘルニア、食道穿孔、小腸・大腸穿孔、穿孔性消化性潰瘍)の外科的介入と院内死亡を英米で比較。2006-12年の英国(入院2151件)と米国(同16万2142件)のデータを用いた。 その結果、外科的介入は全5疾患とも米国で有意に多く、オッズ比は虫垂炎4.63(95%CI 4.21-5.09)、腹部ヘルニア2.06(同1.97-2.15)、食道穿孔1.71(同1.31-2.24)、小腸・大腸穿孔4.33(同4.12-4.56)、穿孔性消化性潰瘍4.63(同4.27-5.02)だった。院内死亡は全5疾患とも英国で有意に多く、オッズ比はそれぞれ3.22(同2.73-3.78)、3.49(同3.29-3.70)、4.06(同3.03-5.44)、6.97(同6.60-7.37)、3.67(同3.40-3.96)だった。 ...