1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 2次性三尖弁逆流、転帰不良に右室収縮機能不全が関連

2次性三尖弁逆流、転帰不良に右室収縮機能不全が関連

2019年7月15日  専門誌ピックアップ

中等度ないし重度の2次性三尖弁逆流(TR)患者1292例を対象に、経胸壁心エコーによる右室リモデリングを右室サイズと収縮機能で4パターンに分類し、予後的意義を後ろ向きに検討した。 その結果、右室拡張および収縮機能不全と定義した第4パターンの患者は、男性が多く、冠動脈疾患、腎機能低下、左室駆出率低下がよく見られ、多くが症候性だった。5年生存率は、右室サイズおよび収縮機能ともに正常の第1パターン患者(70%)と比べると、第3パターン(右室サイズ正常、収縮機能不全、52%、P=0.002)と第4パターン(49%、P<0.001)が有意に低かった。 ...