整形外科医は尺骨動脈血栓症の有病率高い

整形外科の外科医およびレジデント80人を対象に、尺骨動脈血栓症（UAT）有病率およびその危険因子を検討した。 Fisherの正確検定およびWilcoxonの順位和検定による解析の結果、UAT有病率は整形外科医11％、一般集団（対象計1300人）1.6％だった（P＜0.0001）。整形外科での臨床経験が15年以上の外科医群の有病率は24％、15年未満群では2％と臨床経験期間と有病率に有意な相関が見られた（P＝0.0030）。また再建外科医で他の専門医に比べ有病率が有意に高い傾向が見られた（P＝0.095）。 ...