鼻中隔弯曲症の成人患者203例を対象に、鼻閉に対する鼻中隔形成術(鼻甲介手術を併用または併用なし)の有効性を非盲検実践的無作為化比較試験で検討。12カ月時のGlasgow Health Status Inventory(GHSI)に基づく健康関連QOLを主要評価項目とし、189例を解析対象とした。 その結果、12カ月時のGHSI平均スコアは鼻中隔形成術群72.2、非外科的治療群63.9(平均差8.3、95%CI 4.5-12.1)で、鼻中隔形成術は非外科的治療に比べて好ましい結果を示した。鼻中隔形成術群の1例に鼻中隔膿瘍および2例に鼻中隔穿孔が生じた。薬物治療の副作用はなかった。 ...
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