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腎移植後の転帰に浸透圧調節能が関連

2019年7月23日  Journal of the American Society of Nephrology

腎移植レシピエント1258例を対象に、浸透圧調節能と移植転帰および移植後腎機能の関連を前向きコホート研究で検討した。 移植後3カ月時の水負荷試験の結果、ほとんどのレシピエントが血漿ナトリウムを維持できず、血漿ナトリウム濃度の傾きはレシピエント群-0.6±0.4mmol/L/時間、対照群(健常ドナー候補者164例)-0.12±0.3mmol/L/時間だった(P<0.001)。血漿ナトリウム濃度低下が急激なほど全死亡および移植片喪失の複合評価項目(1mmol/L/時間低下ごとのハザード比1.73、95%CI 1.23-2.45、P=0.002)および移植片喪失単独(同2.04、1.19-3.51、P=0.01)と独立した関連を示した。 ...