3cm未満の肩腱板断裂、腱修復が理学療法に優る

3cm未満の肩腱板断裂に対する腱修復群および理学療法群の転帰を比較すべく、10年間の盲検下追跡調査を実施。主に一元配置共分散分析と治療意図で評価した。 その結果、103例中91例が10年後の追跡調査に参加し、腱修復群は理学療法群に比較し、Constantスコアで9.6ポイント（P＝0.002）、American Shoulder and Elbow Surgeonsスコアで15.7ポイント（P＜0.001）、10cmの視覚尺度で1.8cm（P＜0.001）、無痛外転で19.6°（P＝0.007）、無痛屈曲で14.3°（P＝0.01）優っていた。理学療法群の患者14例に二次的に腱修復を施行したが、Constantスコアは初回施行の腱修復群と比較して10.0ポイント低かった（P＝0.03）。 ...