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OSA患者、定期的CPAP使用で2型糖尿病の発症リスク低下

2019年7月24日  Chest

成人OSA(閉塞性睡眠時無呼吸)患者1206例を対象に、OSAと2型糖尿病(DM)発症との関連、長期CPAP(持続的陽圧気道内圧)治療による影響を後ろ向き研究で検討した。 その結果、追跡期間中央値7.3年で糖尿病を新規に発症したのは152例だった。調整モデルでは、未治療の中等度OSA患者と重度OSA患者は糖尿病の発症リスクが高かった(ハザード比各2.01、2.62)。OSAと肥満の間に相互作用は示されなかった。定期的な長期CPAPの使用によって、糖尿病発生率は100人年当たり3.41から1.61に低下し、非OSAに対する調整ハザードリスク低下にも関連した。 ...