朝型生活に乳がん予防効果、長時間睡眠は悪影響

英国バイオバンクに登録した女性15万6848人（乳がん7784例）、Breast Cancer Association Consortium（BCAC）に登録した乳がん12万2977例および対照10万5974例のデータを基に、睡眠特性と乳がんリスクの関連をメンデル無作為化（MR）試験で検討した。 その結果、バイオバンクデータの多変量回帰分析で朝型と乳がんに逆相関が認められ（クロノタイプのカテゴリ上昇当たりのハザード比0.95、95％CI 0.93-0.98）、1サンプルMR解析で朝型の乳がん予防効果を支持するエビデンスが得られた（同ハザード比0.85、0.70-1.03）。BCACデータからも朝型の乳がん予防効果（同逆分散重み付けオッズ比0.88、0.82-0.93）および長時間睡眠の乳がんリスクへの悪影響（1時間延長当たりオッズ比1.19、1.02-1.39）が示された。 ...