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中国成人の喘息診断率、3割に満たず

2019年7月26日  Lancet

中国の20歳以上の代表サンプル5万7779人を対象に、喘息の有病率を横断研究で検討(CPH試験)。質問票への回答および気管支拡張剤投与後の肺機能検査結果が得られた5万991人を最終解析対象とした。 その結果、全体の喘息有病率は4.2%、気流制限を伴う喘息の有病率は1.1%だった。喫煙(オッズ比1.89、95%CI 1.26-2.84、P=0.004)、アレルギー性鼻炎(同3.06、2.26-4.15、P<0.0001)、小児期の肺炎または気管支炎(同2.43、1.44-4.10、P=0.002)などが喘息と関連した。喘息患者で医師の診断を受けたのは28.8%、肺機能検査を受けたのは23.4%、吸入コルチコステロイド治療を受けたのは5.6%だった。 ...