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HPVワクチン接種で肛門性器疣贅やCIN2+が有意に減少

2019年7月26日  Lancet

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの集団免疫効果を14の高所得国での試験論文65本のシステマティックレビューとメタ解析で検討。一般集団へのワクチン接種開始前後のHPV感染および肛門性器疣贅の発生頻度を比較した。 その結果、接種後5-8年のHPV 16/18型感染は13-19歳女児(相対リスク0.17、95%CI 0.11-0.25)、20-24歳女性(同0.34、0.23-0.49)で有意に減少した。肛門性器疣贅の診断は15-19歳女児(同0.33、0.24-0.46)、20-24歳女性(同0.46、0.36-0.60)、25-29歳女性(同0.69、0.53-0.89)で有意に減少し、15-19歳男児および20-24歳男性でも有意に減少した。接種後5-9年の子宮頸部上皮内腫瘍グレード2以上(CIN2+)は15-19歳女児(同0.49、0.42-0.58)、20-24歳女性(同0.69、0.57-0.84)で有意に減少した。 ...