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筋炎関連ILDのアザチオプリン、肺機能を改善

2019年7月31日  Chest

筋炎関連間質性肺炎(ILD)患者110例を対象に、アザチオプリン(AZA)およびミコフェノール酸モフェチル(MMF)の肺機能改善効果を後ろ向き試験で検討した。 その結果、2-5年間で両群ともに%予測努力肺活量(FVC%)が改善し、プレドニゾンの用量が低下したが、%予測肺拡散能力(DLCO%)はAZA群でのみ改善した。治療後のFVC%やDLCO%に有意差は見られなかったが、36カ月時のプレドニゾン用量はAZA群で6.6mg低下した。有害事象発生率はAZA群33.3%、MMF群13.6%だった(P=0.04)。 ...