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皮膚バリア直接評価に電気インピーダンス分光法が有用

2019年7月31日  Allergy

電気インピーダンス(EI)分光法による皮膚表皮バリア機能のin vivoでの評価方法を確立すべく、プロテアーゼおよびコレラ毒素の塗布ならびにテープストリッピングによりバリア機能を破壊したマウスを用いた試験を実施した。 その結果、パパイン(プロテアーゼ)塗布数時間後に、バリア機能低下を示すEIの用量依存的な低下が検出された。同時に経表皮水分蒸散量(TEWL)の増加が観察され、TEWLはEIと有意に逆相関し、EI変化がバリア障害と直接関連することが示された。バリアの破壊は組織学的分析、免疫蛍光染色および逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)により確認された。テープストリッピングおよびコレラ毒素塗布後にもほぼ同じ結果が得られた。 ...