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身体活動量増加で成人の死亡リスク低下

2019年8月1日  British Medical Journal

EPIC(癌発症と食事因子を検討する欧州共同研究)に参加した英国一般集団成人1万4599例を対象に、全死亡、心血管疾患およびがんによる死亡率と身体活動の長期推移との関連性を前向きに評価した。 追跡期間17万1277人年に3148例が死亡し、身体活動量が長期的に増えた参加者でベースラインの活動量に関係なく死亡率に逆相関を認めた。身体活動量1 kJ/kg/日上昇に対するハザード比は、全死因死亡率0.76(95%CI 0.71-0.82)、心血管疾患死亡率0.71(同0.62-0.82)、癌死亡率0.89(同0.79-0.99)だった。ベースラインの身体活動レベルが低、中、高の場合のハザード比はそれぞれ0.76(同0.65-0.88)、0.62(同0.53-0.72)、0.58(同0.43-0.78)だった。...