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2型糖尿病、多価不飽和脂肪酸の摂取多いと死亡率低下

2019年8月1日  British Medical Journal

看護師健康調査(Nurses’ Health Study、1980-2014)および医療従事者追跡調査(Health Professionals Follow-Up Study、1986-2014)に参加した2型糖尿病患者1万1264例を対象に、食物性脂肪と死亡率の関連を前向き縦断コホート研究で検討した。 その結果、多価不飽和脂肪酸(PUFA)は炭水化物よりも心血管疾患死亡率低下と強い関連を認め、最高四分位群の最低四分位群に対するハザード比はPUFA全体 0.76(傾向のP=0.03)、海洋性n-3 PUFA 0.69(同P=0.007)、αリノレン酸1.13、リノール酸0.75だった。このほか、PUFA全体、n-3 PUFA、リノール酸は全死亡率と負の相関を示した。飽和脂肪酸のPUFAまたはリノール酸置き換えモデルでは、それぞれ心血管疾患死亡率の13%低下、15%低下との関連が認められた。 ...