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喉頭扁平上皮がんの生存転帰、高齢やアルコールが影響

2019年8月1日  The Laryngoscope

喉頭扁平上皮がん患者265例を対象に、生存および非機能性喉頭(nonfunctional larynx:気管切開や栄養チューブ依存など)発生の予測因子を後ろ向きカルテレビューで検討。全生存期間は7.9年、無病生存期間は6.7年、無機能喉頭発生率は19%だった。 多変量ロジステッィク回帰解析の結果、年齢、アルコール乱用、受診時のステージが進行期であることが生存期間に有意に影響を及ぼし、生存率が低下した(P<0.05)。後方ロジステッィク回帰解析の結果、男性で受診時の病期が進行期だと非機能性喉頭の発生リスクが上昇し、前交連浸潤があると非機能性喉頭の発生率が下がることが明らかになった(P<0.01)。 ...